ローヤルゼリーに含まれるビオプテリンの効果
ローヤルゼリーには40種類以上の豊富な有効成分が含まれており、そのうちのひとつにビオプテリンがあります。
ビオプテリンには強い抗酸化作用や神経伝達物質の生成を促進する作用があり、身体の健康と美容にとても効果的です。
ビオプテリンとは
ビオプテリンはローヤルゼリーの有効成分のひとつで、酵素の働きを補助する補酵素として体内で機能します。
ビオプテリンは、グアノシン三リン酸(GTP)という成分を材料にして体内でも合成され、脳の松果体や肝臓に多く存在しています。
ビオプテリンの特徴
ビオプテリンは、さまざまな生理作用をもつ身体に不可欠な成分です。
抗酸化作用がある
抗酸化作用とは、活性酸素を中和する作用のことです。
活性酸素は非常に強い酸化力をもつ物質で、日々の呼吸やストレスによって体内で発生します。活性酸素は病原菌やウイルスの処理に利用される身体に不可欠な物質ですが、体内で過剰になると健康な細胞にも酸化ストレスを与えてしまい、細胞の老化や炎症の原因になります。
ビオプテリンには活性酸素を中和する強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減少させます。
活性酸素による酸化ストレスは、動脈硬化・糖尿病・高血圧・アルツハイマー型認知症・肝炎・腎炎などの発症に深く関係していることが、研究で確認されています。抗酸化作用をもつビオプテリンは、活性酸素を中和することでこうした疾患の予防に役立ちます。
神経伝達物質の生成に必要
神経伝達物質は、脳や神経で働くホルモンの一種です。代表的な神経伝達物質には、やる気や意欲に関わるドーパミン、「幸せホルモン」と呼ばれストレス対処や精神安定に必要なセロトニン、睡眠を調整するメラトニンなどがあります。
ビオプテリンは酵素の働きを補助する補酵素であり、チロシンやトリプトファンといったアミノ酸から神経伝達物質を生成する酵素の働きに不可欠な成分です。
ビオプテリンは身体の健康だけでなく、心の健康の維持にも欠かせません。
欠乏すると病気の原因になる
ビオプテリンは脳や神経で機能する神経伝達物質の生成に不可欠な成分であり、欠乏するとさまざまな病気の原因になります。
ビオプテリンの欠乏は、中枢神経の障害によって運動障害が起こるジストニアや、神経細胞の成長異常と知的障害を引き起こすフェニルケトン尿症の原因になります。また、神経伝達物質のドーパミンの欠乏によるパーキンソン病のリスクが高まります。
このほかにも、ビオプテリンが免疫機能・血管拡張・血管形成・細胞の新陳代謝などに関与していることが明らかになってきており、現在研究が行われています。
ビオプテリンの効果
ビオプテリンは、さまざまな効果を身体にもたらします。
生活習慣病の予防
過剰な活性酸素は、生活習慣病の原因になることが知られています。
活性酸素は、血管の老化を促進して動脈硬化や高血圧を引き起こします。また、血糖値を抑制するインスリンの効果を悪化させて糖尿病の原因にもなります。
ビオプテリンには活性酸素を中和する抗酸化作用があり、体内の過剰な活性酸素による生活習慣病の進行を抑制します。
アンチエイジング効果
活性酸素は、肌の細胞を酸化して老化を促進します。老化を抑制するアンチエイジングには、体内の過剰な活性酸素を減少させることが何より重要です。
ビオプテリンには活性酸素を中和する抗酸化作用があり、高いアンチエイジング効果があります。
ストレス軽減
ビオプテリンは、やる気や意欲をもたらすドーパミンや精神を安定させるセロトニンの生成に不可欠な成分です。ビオプテリンを摂取すると、これらの神経伝達物質の生成が促進されてストレスに対する抵抗力が高まります。
ビオプテリンには、やる気や集中力を高めてストレスを軽減する効果があります。
質の良い睡眠を促す
ビオプテリンは、睡眠に深く関係しているメラトニンの生成にも不可欠な成分です。メラトニンは神経伝達物質のひとつで、体内時計のリズムを整える作用があります。
ビオプテリンは、メラトニンの生成を促進して質の良い睡眠を促します。
まとめ
ローヤルゼリーに含まれるビオプテリンは、酵素の働きを補助する補酵素として体内で機能します。
ビオプテリンには抗酸化作用があり、体内の過剰な活性酸素を中和して生活習慣病やアンチエイジングに役立ちます。また、脳で機能する神経伝達物質の生成を促進するため、ストレス軽減効果や睡眠を改善する効果もあります。
心身の健康に役立つビオプテリンが豊富なローヤルゼリーを、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
【参考サイト】
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