高品質なローヤルゼリーの選び方
ローヤルゼリーはミツバチが生産する自然食品であり、製品によって品質に差があります。
ローヤルゼリーは毎日摂取するものであり、なるべく品質の高いものを選びたいものです。
高品質なローヤルゼリーを選ぶポイントをご紹介します。
「公正マーク」がついているものを選ぶ
ローヤルゼリーを購入する際には、業界団体の審査を通過した証である「公正マーク」がついている製品を選ぶことをおすすめします。
・ローヤルゼリーの業界団体がある
日本におけるローヤルゼリー製品の製造・販売は、業界の自主規制団体である「一般社団法人 全国ローヤルゼリー公正取引協議会」の規約のもとで行われています。
この組織は、ローヤルゼリーの品質向上や公正な競争秩序の確保のために、1979年に設立されました。
・公正マークは厳しい審査を通過した証
全国ローヤルゼリー公正取引協議会は、ローヤルゼリー製品やメーカーに対して厳しい審査を行っています。審査内容は、成分の含有量や、製造施設の衛生管理、表示規格など多岐にわたります。
審査を通過した製品は、「公正マーク」と呼ばれる赤と黄色のマークの貼付が認められます。
公正マークのある製品は、一定以上の品質が保証されています。また、安全性の問題や虚偽表示の心配もありません。
デセン酸の含有量が重要
公正マーク付きの中でも特に高品質な製品を選びたい場合は、「デセン酸」の量をチェックしましょう。
・デセン酸はローヤルゼリーの主要な有効成分
デセン酸は脂肪酸の一種で、ローヤルゼリーだけにしか含まれていない特有の成分です。デセン酸には多くの健康効果や美容効果があり、ローヤルゼリーの効果の中心となる重要な成分です。
そのため、デセン酸が多く含まれているほど高品質とされ、製品の価格も高くなる傾向があります。
全国ローヤルゼリー公正取引協議会の規約においても、製品に占めるデセン酸の基準値が定められており、その基準を満たさないと公正マークの認可がおりません。
・購入時にはデセン酸の量をチェック
デセン酸の正式名称は「10-ハイドロキシ-δ2-デセン酸」といい、製品には「10HDA」と記載されています。含有率で表記されている場合は「10HDA○○%」、含有量表記の場合は「10HDA○○mg」と記載されています。
高品質なローヤルゼリー製品を購入したい場合は、同じタイプの製品を比較して、なるべくデセン酸の含有量が多い製品を選ぶようにしましょう。
メーカーの品質管理体制を確認
ローヤルゼリーは直接口に入れるものであり、安全性の確認はとても重要です。
公正マークがついている製品であれば適正な品質管理が行われていますが、より良い製品を選びたい場合は、品質管理が徹底されている企業のものを選びましょう。
近年ではホームページで情報公開が行われており、メーカーの品質管理体制を簡単に調べることができます。
品質管理を徹底しているメーカーはそうした情報公開にも積極的です。製品を購入する際はメーカーの情報を調べて、なるべく信頼できるメーカーの製品を購入しましょう。
ローヤルゼリーの産地は?
ローヤルゼリーには国産と外国産があり、現在流通しているものの9割以上は中国産です。中国以外の外国の産地には、台湾・タイ・ベトナム・オーストラリア・ニュージーランドなどがあります。
中国産と聞くと安全性に不安を感じる人がいるかもしれませんが、ローヤルゼリーに関しては厳正な品質管理が徹底されています。
抗生物質の含有量などの検査も義務付けられており、産地による安全性の問題はほぼありません。
現地での生産を日本のメーカーが管理していることも多く、高い安全性が確保されています。
国産品は一般的に高品質とされていますが、全体の消費量の数%程度と非常に希少で、価格が高くなります。
サプリメントは酵素分解されているかチェック
サプリメントを選ぶ場合は、「酵素分解」された製品かどうかもポイントのひとつです。
酵素分解ローヤルゼリーは、ローヤルゼリーのタンパク質が酵素によってあらかじめ細かく分解された状態で配合されているものです。
分解されることで成分の吸収率が高まっているほか、アレルギーのリスクも低下しています。また、酵素分解することで血圧を抑制する作用などが強まることも確認されています。
まとめ
品質の高いローヤルゼリー製品を購入したい場合は、厳正な審査を通過した証である「公正マーク」が付いているものを選びましょう。また、デセン酸はローヤルゼリーの効果の中心となる成分であり、デセン酸の含有量も重要なチェックポイントのひとつです。
購入前にはメーカーや製品をよく調べて、なるべく高品質で安全性の高いローヤルゼリー製品を選ぶことをおすすめします。