調整ローヤルゼリーの特徴とメリット
調整ローヤルゼリーは、ローヤルゼリーに添加物を加えて成分を調整したものです。調整ローヤルゼリーには、カプセルや糖衣錠、ドリンク剤などがあります。
調整ローヤルゼリーには飲みやすさや保存性の高さ、価格の安さなどの多くのメリットがあり、摂取を継続しやすいという特長があります。
調整ローヤルゼリーとは
ローヤルゼリーは、未加工の生ローヤルゼリー、乾燥加工した乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーの3つのタイプに分けられます。
調整ローヤルゼリーは、生や乾燥させたローヤルゼリーに乳糖やハチミツなどの添加物を使用して、成分を調整したものです。
日本の業界団体である「(社) 全国ローヤルゼリー公正取引協議会」の規約では、調整ローヤルゼリーとして販売するために、ローヤルゼリーの使用量が全重量の6分の1以上であることが求められています。また、ローヤルゼリーの有効成分であるデセン酸が0.18%以上含まれている必要があると定められています。
調整ローヤルゼリーのメリット
調整ローヤルゼリーには、ほかのタイプにはない多くのメリットがあります。
飲みやすい
調整ローヤルゼリーは、添加物で味が調整されている製品や、カプセル・錠剤などのサプリメントが主で、飲みやすいのが特徴です。
ローヤルゼリーには独特の酸味や匂いがありますが、調整ローヤルゼリーはそうした風味が気にならず、ローヤルゼリーの風味が苦手な人でも問題なく摂取できます。
ローヤルゼリーは長期間摂取を継続してこそ十分に効果が発揮されるため、飲みやすく続けやすいのは大きなメリットです。
保存性に優れている
調整ローヤルゼリーには酸化防止剤や保存料などが加えられており、常温での保存が可能です。生ローヤルゼリーは冷蔵・冷凍保存が必須ですが、調整ローヤルゼリーはそうした手間がかかりません。
持ち運びが便利
カプセルや錠剤の調整ローヤルゼリーは、常温で保存できて軽いため、持ち運びが容易です。
そのため、勤務先や旅行先などでも手軽に摂取できます。
場所を選ばず摂取できるのは、摂取を継続するうえで大きなメリットです。
価格が安い
調整ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーなどに比べて比較的安価で購入可能です。
調整ローヤルゼリーは、添加物が入っているためローヤルゼリーの割合が低く、その分価格が安めです。また、常温で保存でき、保存や輸送にコストがかからないことも影響しています。
ほかの成分と一緒に摂取できる
調整ローヤルゼリーには、ローヤルゼリー以外の健康成分を配合した製品もあります。そうした製品を利用すれば、いちどに複数の健康成分を摂取できます。
一緒に配合されている代表的な成分には、ビタミンC・ビタミンE・コエンザイムQ10・セサミンなどがあります。
酵素分解ローヤルゼリーも利用可能
調整ローヤルゼリーの中には、ローヤルゼリーのタンパク質を細かく分解して配合した「酵素分解ローヤルゼリー」もあります。
酵素分解ローヤルゼリーは、タンパク質の体内への吸収率が高いほか、アレルギーのリスクが低いのが特徴です。また、通常のローヤルゼリーにはないプラスの効果があることも確認されています。
調整ローヤルゼリーのデメリット
多くのメリットがある調整ローヤルゼリーですが、ほかの製品タイプと比べてローヤルゼリーの含有量が少ないというデメリットがあります。
・ローヤルゼリーの含有量が少なめ
調整ローヤルゼリーには添加物が含まれているため、その分ローヤルゼリーの含有量が少なめです。
全国ローヤルゼリー公正取引協議会の規約では、ローヤルゼリーの使用量が全重量の6分の1以上であることが求められています。逆にいえば、6分の5近くを添加物が占めていても販売可能です。
・デセン酸の量も少ない
調整ローヤルゼリーは有効成分のデセン酸が0.18%以上含まれていれば販売できますが、生ローヤルゼリーは1.40%以上であることが求められています。
デセン酸はローヤルゼリーの効果の中心となる成分であり、調整ローヤルゼリーはデセン酸の含有量が少なめです。
まとめ
調整ローヤルゼリーは、添加物を加えて成分を調整したローヤルゼリーです。
調整ローヤルゼリーには、飲みやすさ・保存性や利便性の高さ・価格の安さなどの多くのメリットがあり、摂取を続けやすいという特長があります。ただし、ローヤルゼリーの含有量が少ない点には注意しましょう。
自分にあった製品を選ぶために、調整ローヤルゼリーの特徴をよく確認しておくことをおすすめします。